先日、池のカルガモの卵攻防戦をお伝えしましたが、
残念なお知らせをしなくてはなりません。
朝から社内の様子が何となく騒がしいと思ったら、
なんと卵が一つ残らず消えてしまっていたそうです。
こんな時に疑われるのは、まずイタチなのですが、巣があるのは池の中の島。
でも、そこに濡れたあとはありませんでした。
ということは、テキは上空から来たようです。
猛禽か、あるいはカラスでしょうか…。
池の鯉をサギから守ってくれるカラスも、この場面では一転悪役です。
とはいえ、彼らも子育て中。
むげに悪役扱いするわけにもいきませんが、やっぱりなんとも残念!
一番ガッカリしたのは、庭のおじさんTさんです。Tさんは、普段はカラスを可愛がっているのですが、今回ばかりは三日ほどエサをやらなかったとか…。もちろんその後はまた仲良くやっているようですが。
カルガモの親鳥も懸命に戦ったのでしょうが、自然って本当に厳しいものですね。
作ってやった小屋を、入口からの襲撃にも守られるように工夫し、来年また期待したいと思っています。
庭の中のできごとも、自然の縮図なのだなあと、改めて思います。
美しさも、優しさも、そして厳しさも…。
時にはこんな残念なお知らせもありますが、これからも自然通信をお送りしていきたいと思います。