自然通信2 残念! カルガモの卵、誘拐さる…

先日、池のカルガモの卵攻防戦をお伝えしましたが、

残念なお知らせをしなくてはなりません。 

朝から社内の様子が何となく騒がしいと思ったら、

なんと卵が一つ残らず消えてしまっていたそうです。

こんな時に疑われるのは、まずイタチなのですが、巣があるのは池の中の島。 

でも、そこに濡れたあとはありませんでした。

ということは、テキは上空から来たようです。

 

猛禽か、あるいはカラスでしょうか…。

池の鯉をサギから守ってくれるカラスも、この場面では一転悪役です。

とはいえ、彼らも子育て中。

むげに悪役扱いするわけにもいきませんが、やっぱりなんとも残念!

 

一番ガッカリしたのは、庭のおじさんTさんです。Tさんは、普段はカラスを可愛がっているのですが、今回ばかりは三日ほどエサをやらなかったとか…。もちろんその後はまた仲良くやっているようですが。

カルガモの親鳥も懸命に戦ったのでしょうが、自然って本当に厳しいものですね。

 

作ってやった小屋を、入口からの襲撃にも守られるように工夫し、来年また期待したいと思っています。

 

庭の中のできごとも、自然の縮図なのだなあと、改めて思います。

美しさも、優しさも、そして厳しさも…。

 

時にはこんな残念なお知らせもありますが、これからも自然通信をお送りしていきたいと思います。