2.温泉の保健利用
温泉を健康維持に利用する方法として、経験上昔から「湯治は一巡り7日間」と言い伝えられています。これはどういうことでしょうか。
●「休養」としての温泉利用
1~2泊程度で、ストレスや日常生活の疲労を回復させることを目的とします。家族旅行や社員旅行で温泉に行くのも、これにあたるでしょう。温泉の泉質は問いません。
●「保養」としての温泉利用
泉質は問いませんが、7日間温泉に入るもの。昔、農繁期を終えた農家の人々が「泥落とし」と言っていたものもこれにあたります。疲れを取って、明日の活動に備えるための、積極的な転地生活と言えます。
●「療養・リハビリ」としての温泉利用
医師や温泉療法医の指導のもとに、温泉地・泉質・滞在期間を選ぶもの。少なくとも2週間以上おこないます。
温泉は、一度入れば快癒するというものではありません。けれども、休養としての利用であれば、気が向いた時にのんびりと浸かるだけでも心身にとっては良いことです。
「翠山の湯」のような立地であれば、同時に森林浴も楽しめてリラックスできますね。